【米、シンガポール人がスパイ活動で逮捕。中国共産党絡みか?】

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米司法省によると、シンガポール国籍の姚俊伟(Yeo Junei、通称Dickson Yeo)が合衆国法典第18章第951条違反の容疑で起訴され、罪を認めたと発表した。姚俊伟被告は、中国諜報機関指示のもと、米政府職員や陸軍将校をターゲットに情報を収集していた。

 ジョン・デマーズ(John C. Demers)司法次官補(国家安全保障担当)は発表文で、姚俊伟被告が「キャリア系ネットワーキングサイトや架空コンサルティング会社(有名企業と同社名)を通して空募集を行い、中国政府(共産党)に情報を流していた」と指摘。

 ヨウ被告は、2015年から19年にかけ、中国情報機関のために「高レベルの機密情報へのアクセス権を持ち、貴重な非公開情報の入手が可能な米軍・政府の職員などの米国人を特定し、評価」していたことを認めた。被告はこうした人々の一部に対し、自身のアジア地域の顧客に向けた報告書の執筆を有償で依頼。実際にはその報告書を中国政府に送付していたとされる。

 ビジネス向け交流サイト(SNS)「リンクトイン(記事&category%5B%5D=ワールドカップ&category%5B%5D=五輪”>ASEAN)加盟各国を専門とする政治リスクアナリストの経験を持ち、「北米と北京、東京、そして東南アジアの懸け橋となっている」と記されている。

 ヨウ被告は、昨年11月に米国へ入国した後に逮捕された。1か月余り前に公表された起訴状では、被告がどの国の政府のために働いていたかは明らかにされていなかった。

 米国は今週、同国の技術・知的財産の窃取を目的としたスパイ活動の拠点になっているとして、テキサス州ヒューストン(記事&category%5B%5D=ワールドカップ&category%5B%5D=五輪”>PLA)との関係を隠して米国査証(ビザ)を取得したとして、中国人研究者4人を逮捕している

参考文献