World Baseball Classic(WBC)が3月8日から始まった。5チームが4プール(A、B、C、D)の計20チームが世界中から参加し、総当たり戦で戦う。総当たり戦とは、すべてのチーム(プール毎)がすべての相手チームと一定回数対戦することで、平等且つ実力の差が明確となる。
その組み合わせは抽選でなく米MLBが決めており、そのルールは明らかにされていない。ただ、東半球2プール、西半球2プールに分かれる。政治的配慮もあるのかはっきりとした東・西半球の線びきがあるわけでなく、便宜上東・西と分けているようだ。
よく見てみると、イスラエルは東半球、キューバ、パナマは西半球に入るように思える。ちなみに日本は東半球にあり東の端にあるので極東と呼ばれる。
WBC試合球場の紹介
試合会場は東京に1球場、台湾に1球場、米国に2球場の4球場で開催される。プールB東京ドームが一番古く歴史があり、1988年にオープン、収容人数が45,600人。比較的新しいプールAの台湾・台中インターコンチネンタル野球場は2006年にオープン、収容人数20,000人。大きさは収容人数だけ見ると、日本国内にあるプロ野球球場で一番小さい横浜スタジアムの3分の2ぐらいの規模だ。
残りの2球場は米国内にあり、1つチェイス・フィールドは1998年にオープン、収容人数は48,405人。球場は癖があり、左右非対称だ。日本国内だと広島球場がそれにあたる。最後はローンデポ・フィールドで2012年にオープン、収容人数は37,442人。ここも左右非対称の球場だ。
セスコ(Česko)、初出場で初勝利
セスコ(チェコ)は今大会初出場国。ヤポンスコ(Japonsko「日本」)と同じグループBだ。政治上セスコは台湾贔屓をしているように見える国であるため、個人的に注目している国の一つ。
今回初出場で野球になじみのないセスコでは、WBCに関して取り上げている地元メディアは少なかった。大手メディアを調べてみたが取り扱っているところはほとんどなく、タブロイド紙で取り上げられているくらいだった。
地元タブロイド紙では、大見出し【セスコ vs チーナ8:5、歴史的勝利】で飾っている。4:5でチーナに負けているセスコは、9回表で6番ムジーク選手(Martin Mužík)が劇的逆転ホームランを打ち”メークドラマ”をつくった。セスコピッチャーが9回裏のチーナの打者を無失点に抑え、セスコが8:5で勝利したことを褒め称えている。
ピッチャーのシュナイダー選手(Schneider)も取り上げられており、50球数制限ルールを意識して投げていたようだ。セスコ側は4人のピッチャーを使い、チーナ側は6人が投げている。
上記以外ではセスコチームを応援しているヤポンスキー(Japonský)にも触れており、その写真も挙げられている。明日はセスコとヤポンスコの対戦だ。
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